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2021年05月27日

コロナ前約 1 割だった「リモートワーク」経験者が現在は約9割に! リモートワークの「導入」が急速に進行。一方で働き方の変化により新しい課題も!?〜エアトリが「リモートワーク」に関するアンケート調査を実施〜

 One Asia のビジョンをかかげ、IT の力で、エアトリ旅行事業、訪日旅行事業・Wi-Fi レンタル事業、IT オフショア開発事業、ライフイノベーション事業、ヘルスケア事業と投資事業を手掛ける株式会社エアトリ(本社:東京都港区、代表取締役社⻑ 兼 CFO:柴田 裕亮、証券コード:6191、以下当社)は、20 代〜70 代の男女1159名を対象に「リモートワーク」を活用した働き方に関する調査を実施しました。

■調査背景
 新型コロナウイルスの発生から1年以上が経過し、この1年で働き方や時間の過ごし方は大きく変化しました。その中で「リモートワーク」はどのくらい普及し、実際に経験した人はどのようなことを感じたのか、また働き方に変化があったのかについて調査しました。

■調査結果
調査 1:(就業中の人)「リモートワーク」は導入されていますか?
 就業中の人に対し、勤務先でリモートワークが導入されているか聞いたところ、「導入されている」と回答したのは半数を超え、昨年の結果と比較してみると31.8ポイントも増加しており大幅に増加したことがわかりました。
 一方で「導入されていない」と回答した数は昨年よりも約3割が減り、新型コロナウイルスの影響を大きく受けて、 リモートワークを導入した企業が増加したのは一目瞭然ですが、導入されていない企業が4割以上あることもわかりました。

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調査2:(就業中かつリモートワークが導入されている人)「リモートワーク」を経験したことがありますか?
 85.9%の人がリモートワークの経験が「ある」と回答しました。特にコロナ禍の現状ではリモートワークが導入されている企業内で推奨されていることがうかがえる一方で、導入されていても14.1%の人は経験が「ない」と回答しました。

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 また新型コロナウイルス感染拡大前である2019 年に実施した同様の調査結果と比較すると、リモートワークを経験したことが「ある」と回答したのは13.8%と、コロナ禍の現状と比べると72.1 ポイントの差となり多くの企業で大幅にリモートワークが導入されたことがわかります。
 コロナ禍1年目の昨年2020年と比較してもリモートワークを経験したことが「ある」と回答したのは 42.2%となり43.7ポイント差となっています。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け2021年は85.9%の人がリモートワークの経験が「ある」という大きな変化がこの3年間で見られました。
 多く寄せられた意見として、リモートワークができる職種・業種とできない職種・業種があり、できる職種・業種 に関しては積極的に取り入れるべきだが、全ての職種・業種を一括りにして考えるべきではない、といったものでした。

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調査 3:(リモートワークを経験したことがある人)「リモートワーク」を経験して良かった点を教えてください。 【複数回答可】
 リモートワークを経験したことがある人に「良かった点」を聞いてみたところ、最も多かったのは、「通勤がなくなり時間の有効活用ができるようになった」(79.0%)で、通勤時間を削ることができたことに大きなメリットを感じる人が多いことがわかりました。次いで「場所を選ばず仕事ができる」(43.6%)、「睡眠時間が⻑くなり健康的になった」(34.5%)、「家事と仕事の両立がしやすくなった」(34.5%)、「ストレスが軽減された」(31.0%)、という順番に良かった点が挙げられました。

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その他の意見として
・環境が整備されリモートワークを取り入れることができる職種であれば積極的に利用すべき。
・出社とリモートをうまく組み合わせたハイブリッドな働き方が良いのでは。
と、働き方の選択肢が増えたことで更なる効率化を求める人もいるようです。

調査 4:(リモートワークを経験したことがある人)「リモートワーク」を経験して良くなかった点を教えてください。【複数回答可】
 リモートワークで「良くなかった点」を聞いたところ、「社内コミュニケーションが取りづらい」「運動不足になった」の2つが52.4%と同率で1位でした。次いで「ON・OFFの切り替えが難しくなった」(45.5%)「出社しないと解決しない業務は進まない」(41.4%)「デスクや椅子などの環境整備・光熱費などコストがかかる」(40.2%) といった順になりました。
 リモートワークを実施することで生活にメリハリがなくなったり、オフィスに出社しないことでコミュニケーションの問題が発生したりしているようです。さらに「出社しなくては解決しない業務が一定数ある」といった意見や、 「オフィスに出社しているときより、電気代や光熱費・通信費といったコストがかかる」こと、「家庭と仕事の両立が難しい」など、デメリットとして挙げられた意見もありました。

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調査5:「リモートワーク」が導入されたことで引っ越し、地方移住、ホテル暮らしなど、住環境の変化はありましたか?
 リモートワークを経験している人の中で、住環境の変化があったかを聞いたところ「ない」と回答した人が89.3%、「ある」が2.8%、「検討している」は7.9%といった結果になりました。実際に住環境の変化があった人は1割以下にとどまりました。
 リモートワーク導入により出社の必要がなくなったとしても、引っ越しや地方移住などといった住環境の変化がある人はかなり少なかったことがわかります。

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●引っ越しや地方移住・ホテル暮らしをして、変わったこと
「良かった点」
・都会の喧騒から離れて田舎暮らしができること、自分の好きなところに住めること。(30代・女性)
・昼間でも静かな環境に引っ越したので、その点は作業しやすくなった。(30代・男性)
・たまのホテル暮らしは息抜きになる。(40代・男性)
・単身赴任が解除されるので生活が楽になった。(50代・男性)

「悪かった点」
・ホテル暮らしは食事に困る。(40代・女性)
・余計なコストがかかっている。(50代・女性)
・リモートワークは自宅でのほうがやりやすい。自宅だとマルチモニター環境で仕事ができるが、ホテルだとモバイルやPCの画面だけになってしまう。またホテルの机は広くないことが多いので、生産性が下がる。(50代・男性)

●「リモートワーク」に関する意見
「賛成意見」
・導入が進めばアフターコロナの働き方にもより選択肢が増えると思う。通勤にかかる時間が短縮できるだけでも生活に余裕が出るので、出来ることならリモートワークを選びたいとは思う。(30代・女性)
・ずっとリモートは息が詰まるので、時々出社する就業スタイルが理想です。ただ、ずっとリモートだったおかげで、東京を離れ地方に住むことにしたため、選択肢が増えるのはよい点だと思います。(30代・女性)
・出社しなくても、離島など田舎からでもリモート勤務ができるのが当たり前になって欲しいです。(40代・女性)
・IT 環境が整備されていれば、かなり多くの業務がリモートでできると実感しました。実際 2020年3月からリモ ートが会社でも推奨され、それから 1 年で出社したのはわずか 2 回。但し、社印が必要などの物理的作業を出社している人に依頼せざるを得ないなど、別の人に頼ることは避けられない面があった(月 1 回程度)。(50代・男性)

「反対意見」
・リモートワークには大幅なコスト削減に繋がる要素があり、導入によるメリットは大きいと思う。 しかしその反面リモートで出来ない仕事(現場系、飲食系など)は今以上に日本人労働者が減ると思う。(40代・女性)
・リモートワークで就業時間が増えました。家庭と仕事の両立どころか、子どもと同じ空間にいる時間は増えても放っておく時間が増えた印象です。私にとってリモートワークは良い部分と悪い部分があります。(40代・女性)
・日中の電気代(光熱費)の負担が結構増えた。(50代・男性)
・家庭の事情で、自宅で働くことが難しい人も多いと思う。リモートワーク用の環境整備が必要だ。(60代・男性)
・病院、介護施設、工場、交通などリモートができない職場は多い。リモートワークには限界がある。(70代・男性)

●業種を教えて下さい

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■調査概要
調査タイトル :「リモートワーク」に関するアンケート調査
調査対象 :20 代〜70 代の男女 1159名
調査期間 :2021年4月27日〜5月2日
調査方法 :インターネット調査
調査主体 :株式会社エアトリ