約2割が「買いだめは全く問題ない」と回答! トイレットペーパーを買いだめした人の9割以上が 「供給量は十分」という報道を見ながらも買いだめしたことが明らかに ~エアトリが「買いだめ」に関するアンケート調査を実施~
One Asiaのビジョンをかかげ、アジアを舞台に、エアトリ旅行事業、訪日旅行事業、ITオフショア開発事業、ライフイノベーション事業と投資事業を手掛ける株式会社エアトリ(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CFO:柴田 裕亮、証券コード:6191)は、20代以上の男女1,221名を対象に「買いだめ」に関する調査を実施しました。
■調査背景
新型コロナによる感染が拡大している国々では買いだめが横行しています。東京都が週末の外出自粛を呼びかけたことで都内での買いだめも益々進行しそうです。そこで、「買いだめ」に対する意識や実態について調べました。
■調査結果
調査1:「買いだめ」をしていますか?
「様々なものをしている」「特定のものだけをしている」の割合が普段は38.6%だったの対し、新型コロナ発生後は30.2%となり、8.4ポイント減少しました。最近は買いだめを問題視する報道を多く目にしますが、実際は一部の人たちによって引き起こされているようです。
その一方で、「していないが、したいと思っている」の割合は5.2%から11.8%に増えており、必要なものが品薄になってしまうことを危惧している人が多いことも窺えました。
調査2:(新型コロナ発生後、買いだめしている人)新型コロナ発生後、買いだめしたものは何ですか?【複数回答可】
多くが中国製で実際に供給量が足りていない「マスク」をおさえて、実際には供給量は十分なはずの「トイレットペーパー」が1位、続いて「インスタント・冷凍食品」が入りました。
本当に欲しい「マスク」が店頭から消えたことにより、その不安からありとあらゆるものが買いだめの対象になっていったことが推察されます。
調査3:(ティッシュ/トイレットペーパーを買いだめした人)ティッシュやトイレットペーパーはほぼ国内で作られており、供給量は十分にあることを知っていますか?
ティッシュ・トイレットペーパーを買いだめした人のうち、93.1%もの人が供給量は十分にあることを「知っている」と回答しました。多くの人が真実を知りながらも、実際に棚に在庫がない状況を目の当たりにし、不安から買いだめに入ってしまったようです。
調査4:(免疫力を上げると言われている食材を買いだめした人)現在、新型コロナを予防したり、免疫効果を高めると科学的に証明されている食べ物はないことを知っていますか?
こちらは「知らなかった」と答えた人が37.5%いました。トイレットペーパー・ティッシュとは異なり、免疫力を上げると言われている食材については情報に踊らされて真実を知らないまま買いだめに走った人も一定数いるようです。
調査5:(新型コロナ発生後に様々なものを買いだめしている人)買いだめをするために定価よりも高いものを買いましたか?
約1割が定価よりも高いものを買ったと回答しました。値上げされてでも購入したいくらい不安に煽られている人々の様相が窺い知れました。
●「買いだめをした」「買いだめをしたいと思っている」理由
・大震災後にもトイレットペーパーや水など品薄になっていたため。(40代・女性)
・スーパーで実際に棚にない状況を見て、買わなくっちゃ、と思いました。(60代・男性)
・働いているので、思うように買い物が出来なくなって困る。(60代・女性)
・親戚の地域でなくなって欲しいと連絡があったので購入して送るため。(70代・男性)
・今後に備えて。曖昧なデマでも、日本人は情報や流行に流されてやすいので、いつ何が不足するかはわからない状態だと思う。(50代・女性)
・2月の初旬に台湾にいた。国を挙げて感染症対策をしている状況を見て帰国し、日本の危機感のなさに「この国はやばい」と思い急遽マスクと消毒薬のみ買いだめした。(60代・女性)
・マスクを中国人が買いだめしているニュースを見て一応買っておこうと思った。(70代・女性)
調査6:「買いだめ」に対してどう思いますか?
過半数が「すべきではないが、仕方がない」(60.9%)と回答した一方で、「問題は全くない(個人の自由)」「絶対にすべきではない」もそれぞれ約2割となりました。
情報化社会の弊害か、多くの情報を得られるようになったことで誤情報や不安をあおるような情報も目にする機会が増えました。今、人々は得た情報を自分で精査し、適切な行動を心掛けることが求められているように感じます。
●買いだめに関する意見
・ストック買いなのか?買い溜めなのか?で大きく違うと思う。赤ちゃんのいるご家庭はオムツなどストック買いしているだろうし、女性は生理用品をストックしていると思う。不要な人達が転売や意味不明な買い溜め、買い占めはやめて欲しい。必要としている人達に届かないのは本当に大変なことだと思います。(50代・女性)
・メーカーが在庫はあると言っても、スーパーの棚に無ければ、慌てて買いだめするしかない。(60代・男性)
・台湾や韓国のように買える日・曜日を決めたり等なぜやらないのか疑問でしょうがない。他の国を見習えと言いたい。(40代・女性)
・ネットやテレビにあおられた結果の買いだめの様子を見て、教育の重要性を再認識した。(30代・男性)
■調査概要
調査タイトル :「買いだめ」に関するアンケート調査
調査対象 :20代以上の男女1,221名
調査期間 :2019年3月22日~3月24日
調査方法 :インターネット調査
調査主体 :株式会社エアトリ