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2019年08月22日

最も許せない行為は「後ろからシートを蹴る」 公共交通機関では「大声での会話」「座席の座り方」「過度なリクライニング」が迷惑! ~エアトリが「公共交通機関のマナー」に関するアンケートを実施~

 総合旅行プラットフォーム「エアトリ」(https://www.airtrip.jp/)を運営する株式会社エアトリ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:吉村 英毅、以下エアトリ)は、10代~70代の男女1,133名を対象に「公共交通機関のマナー」に関する調査を実施しました。

■調査背景
 普段から利用するバスや電車、出張や旅行などで利用する事が多い新幹線や飛行機などの「公共交通機関」ですが、他人と乗り合わせるという点もあってか周りの人の行為が気になる事もあるかと思います。多くの人が注意したい「公共交通機関のマナー」について調査を行いました。

■調査結果概要
調査1:公共交通機関利用時に周囲の人の行為に迷惑だと感じたことはありますか?
 女性の方がマナーに敏感
 ―バス、電車、新幹線、飛行機の全てで周囲の人の行為に迷惑だと感じたことがある人が過半数となりました。特に「電車」では「とても迷惑だと感じた」(男性:39.7%、女性:42.4%)を選んだ人が最も多い乗り物となりました。男女比で見ると全ての乗り物で「迷惑だと感じたことはない」を選択するのは男性の方が多く、女性の方がマナーに敏感であることが分かりました。
調査2:どんな行為に迷惑だと感じますか?【複数回答可】
【バス・電車】
 7割以上が座席の座り方が気になる
 ―最も多くの人が迷惑だと感じる行為は、バスでは「大声での会話」(45.6%)、電車では「座席の座り方」(72.8%)となりました。バスは「座席の座り方」(45.6%)、「携帯電話での通話」(36.8%)が、電車では「大声での会話」(58.5%)、「携帯電話での通話」(56.3%)が続きました。
【新幹線・飛行機】
 過度なリクライニングが迷惑
 ―新幹線で迷惑に感じる行為1位は「大声での会話」(52.7%)、2位「過度なリクライニング」(42.1%)、3位「後ろからシートを蹴る」(40.2%)となりました。飛行機では「過度なリクライニング」(54.4%)が1位となり、「後ろからシートを蹴る」(46.7%)、「大声での会話」(38.4%)が続きました。
調査3:迷惑行為に対して注意をしたことはありますか?
 注意したことがある人は少数派
 ―男女ともに、迷惑行為に注意をしたことがある人の方が少なく、男性は39.0%、女性は28.3%となりました。
調査4:許せる・許せないを教えてください。
 男女ともに許せないNo.1は「後ろからシートを蹴る」
 ―男女ともに最も許せない行為は「後ろからシートを蹴る」(【許せない】男性:95.4%、女性:96.5%)となりました。反対に許せる行為として男性は「靴を脱ぐ」(【許せる】男性:80.8%、女性:75.2%)、女性は「座席を間違える」(【許せる】男性70.1%、女性:78.9%)が1位となりました。
調査5:公共交通機関を利用する際、周囲の人に迷惑をかけないように意識していますか?
 ほとんどの人が意識している
 ―9割以上となる95.9%の人が「意識している」と回答しました。
調査6:周りの人にしてもらって嬉しかった事や心温まった行為はありますか?
 過半数が心温まった経験あり
 ―多くの人が迷惑行為を感じたことがある中で心温まったことがある人も半数を超える55.1%いることが分かりました。

■調査結果
調査1:公共交通機関利用時に周囲の人の行為に迷惑だと感じたことはありますか?
 公共交通機関利用時に周囲の人の行為に迷惑だと感じたことはあるか聞いたところ、バス・電車・新幹線・飛行機の全てで過半数の人が「とても迷惑だと感じた」または「少し迷惑だと感じた」を選びました。「とても迷惑だと感じた」を選んだ人が最も多かったのは「電車」(男性:39.7%、女性:42.4%)となり、次に多かった「飛行機(女性)」(23.7%)よりも16ポイント以上もの差が開きました。
 また、全ての乗り物で「迷惑だと感じた」を選ぶ女性の方が多く、男性よりも女性の方が公共交通機関でのマナーに敏感であることが分かりました。

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調査2:どんな行為に迷惑だと感じますか?
 バス・電車・新幹線・飛行機それぞれで他人の行為に迷惑だと感じたことがあると回答した人に、どんな行為に迷惑だと感じたかを聞きました。
 バスの迷惑行為TOP3は、「大声での会話」(46.4%)、「座席の座り方」(45.6%)、「携帯電話での通話」(36.8%)、電車の迷惑行為TOP3は「座席の座り方」(72.8%)、「大声での会話」(58.5%)、「携帯電話の通話」(56.3%)となりました。バス・電車は、座席が長椅子の場合が多く、譲り合って座れるように「座席の座り方」を注視する人が多いのかもしれません。
 新幹線の迷惑行為TOP3は、「大声での会話」(52.7%)、「過度なリクライニング」(42.1%)、「後ろからシートを蹴る」(40.2%)、飛行機の迷惑行為TOP3は「過度なリクライニング」(54.4%)、「後ろからシートを蹴る」(46.7%)、「大声での会話」(38.4%)となりました。自分がゆったりと過ごせるように倒すリクライニングですが、過度なリクライニングは多くの人が迷惑に感じているようです。倒す際はその分、後部座席の人のスペースが狭くなっている事を意識した方が良いかもしれません。

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調査3:迷惑行為に対して注意をしたことはありますか?
 迷惑行為に対して注意をしたことがあるか聞いたところ、「ある」と回答した人は女性(28.3%)よりも男性(39.0%)の方が10.7ポイント多い結果となりました。

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調査4:許せる・許せないを教えてください。
 公共交通機関での各行為について許せる・許せないを聞きました。
 男性の許せないTOP3は「後ろからシートを蹴る」(許せない95.4%)、「ゴミを放置する」(許せない93.7%)、「大声での会話」(許せない85.8%)となりました。反対に許せるTOP3は「靴を脱ぐ」(許せる80.8%)、「車内での飲食」(許せる72.6%)、「混雑した車内での読書」(許せる71.5%)でした。
 女性の許せないTOP3は「後ろからシートを蹴る」(許せない96.5%)、「ゴミを放置する」(許せない94.5%)、「泥酔状態での乗車」(88.6%)で、許せるTOP3は「座席を間違える」(許せる78.9%)、「混雑した車内での読書」(許せる76.7%)、「靴を脱ぐ」(許せる75.2%)となりました。

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調査5:公共交通機関を利用する際、周囲の人に迷惑をかけないように意識していますか?
 公共交通機関を利用する際、周囲の人に迷惑をかけないように意識しているか聞いたところ、9割以上の95.9%の人が「意識している」と回答しました。

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●意識している事
・席の座り方、手荷物の抱え方 濡れた傘の持ち方など。(50代女性)
・荷物を抱えて専有面積を極力少なくする。(50代女性)
・座席で足を組まない。リュックサックは背負わずに荷物棚へ置く。 混雑した車内では、両手を挙げて吊り輪を掴む(痴漢と間違われぬよう)。(60代男性)
・降りる人優先。(40代男性)
・混雑時には携帯や本を出さない。荷物は前に抱えるか網棚に置く。(40代女性)
・座席を倒すときは、常に声をかける。(50代男性)
・リュックの場合は前に抱える。乗車したら奥へ進む、出入口に立ち止まらない。など(50代女性)


調査6:周りの人にしてもらって嬉しかった事や心温まった行為はありますか?
 周りの人にしてもらって嬉しかった事や心温まった行為はあるか聞いたところ、過半数の人が「はい」(55.1%)と回答しました。迷惑を感じる人が多くいる一方で心温まる行為も多くあることが分かりました。

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●心温まった行為
・体調が悪い時に座席を譲ってもらったり、助けてもらったこと。(30代女性)
・子供が小さかった時に席を譲ってもらった事。(50代女性)
・飛行機の荷物の収納や取り出しを手伝ってもらった時。(40代女性)
・中国で、新幹線で夫婦が別車両に分かれてしまった時、みんなが譲り合って同じ席にしてくれたこと。(60代男性)
・降りようとしたとき詰めて通れるように空間を開けてくれた。(60代男性)
・泣いている赤ちゃんを周りの人が協力してあやしていた。(50代女性)
・子連れで台湾新幹線に乗った際、すごく混んでいたのだがおじいちゃんが席を譲ってくれた。(40代女性)
・障害者なので、動きにくいが、床に物を落とした時に拾ってくれた。(60代男性)
・ベビーカーの指定場所に人が立っていたら、おばちゃんが「どいてあげて」とその人たちに声をかけてくれベビーカーを置くことが出来た。(50代女性)


■調査概要
調査タイトル :「公共交通機関のマナー」に関するアンケート調査
調査対象 :10代~70代の男女1,133名
調査期間 :2019年7月23日~7月26日
調査方法 :インターネット調査
調査主体 :株式会社エアトリ