33%の人が「若者の車離れ」を実感!車離れが進む理由は「収入の減少」と「時代の変化」。「若者の〇〇離れ」は無理に解決する必要はないという意見が多数!~DeNAトラベルが「若者の〇〇離れ」に関する調査を実施~
オンライン総合旅行サービス「DeNAトラベル」(http://www.skygate.co.jp)を運営する株式会社DeNAトラベル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:大見 周平)は、10代~70代の男女1184名を対象に「若者の〇〇離れ」に関する調査を実施しました。
【調査背景】
「若者の〇〇離れ」という言葉が各メディアで頻繁に取り上げられています。車、お酒、旅行、恋愛などたくさんのキーワードがありますが、言われているだけなのか実際にそうなのか実態が気になるところです。そこでDeNAトラベルでは「若者の〇〇離れ」について調査しました。
【調査結果概要】
調査1:あなたが感じている「若者の〇〇離れ」をお選びください。
年代別に見ると全世代で最も多かったのは「車離れ」となりました。その他「新聞離れ」や「読書離れ」が上位にランクインする結果となっています。
調査2:【10代~30代】現在「〇〇離れ」しているが、本当はやりたいものがあればお選びください。
1位は「旅行」(15.8%)となりました。次いで多かったのは「読書」(13.4%)、その他「車」(11.5%)、「恋愛」(9.6%)、「海で遊ぶ」(6.7%)、「結婚」(5.3%)などが続いています。
調査3:「若者の〇〇離れ」が進む理由はなんだと思いますか?
「〇〇離れ」の上位5つでそれぞれが思う「〇〇離れ」が進む理由を集計したところ、「車離れ」、「お酒離れ」は「収入の減少」(それぞれ31.7%、24.4%)、「新聞離れ」「読書離れ」は「インターネット・スマホの発達」(どちらも62.8%)、「結婚離れ」は「多様な生き方の寛容化」(29.0%)が最も多い回答となりました。
調査4:「若者の〇〇離れ」を解決するにはなにをすればいいと思いますか?
「若者の〇〇離れ」を解決するための方法を自由に回答してもらったところ、様々な意見が出ました。全体的に「時代の変化を受け入れ、無理に解決する必要はないのではないか」という意見が多く見受けられました。
【調査結果詳細】
調査1:あなたが感じている「若者の〇〇離れ」をお選びください。
最も多い回答は「車離れ」(33.0%)で約3分の1の人が車離れを感じていることがわかりました。次いで「新聞離れ」(13.2%)、「読書離れ」「結婚離れ」(共に7.9%)、「お酒離れ」(6.6%)などが続いています。
年代別に見てみると、30代以下と40代以上で結果が大きく分かれました。「車離れ」は各年代で1位ですが、20代以下は24.4%、30代は28.1%と20%台なのに対し、40代は39.1%、50代は40.3%と40%前後の高い割合となっています。若者よりも年配のほうが「車離れ」が進んでいるという意識を持っていることがわかりました。20,30代は「テレビ離れ」(20代以下12.8%、30代5.8%)、「タバコ離れ」(同12.8%、5.8%)などが上位に入っているのに対し、50,60代では「読書離れ」(50代6.7%、60代以上9.6%)「お酒離れ」(同5.2%、7.2%)が上位に入るなど、趣味趣向に関して世代間で認識に大きな隔たりがあることがわかる結果となりました。
調査2:【10代~30代】現在「〇〇離れ」しているが、本当はやりたいものがあればお選びください。
若者世代である10代から30代の人たちに本当はやってみたいことを聞いたところ1位は「旅行」(15.8%)となりました。旅行は多額のお金と長期休暇が必要となるため、なかなか行く機会が持てないようです。次いで多かったのは「読書」(13.4%)となりました。調査1でも「読書離れ」は上位に入っており、活字離れの危機感と自由な時間が持てないといった意識が2番目に多かった原因と思われます。その他「車」(11.5%)、「恋愛」(9.6%)、「海で遊ぶ」(6.7%)、「結婚」(5.3%)などが続いています。
調査3:「若者の〇〇離れ」が進む理由はなんだと思いますか?
最も多い回答は「インターネット・スマホの発達」(26.4%)となりました。自宅で簡単に様々な情報やエンターテイメントを楽しめることが「〇〇離れ」を進めていると考えている人が多いようです。次いで「収入の減少」(21.8%)、「時代の変化」(17.3%)、「多様な生き方への寛容化」(9.0%)などが選ばれています。
「〇〇離れ」の上位5つでそれぞれが思う理由を集計したところ、「車離れ」、「お酒離れ」は「収入の減少」(それぞれ31.7%、24.4%)、「新聞離れ」「読書離れ」は「インターネット・スマホの発達」(どちらも62.8%)、「結婚離れ」は「多様な生き方の寛容化」(29.0%)が最も多い回答となりました。「インターネット・スマホの発達」や「時代の変化」はすべての「〇〇離れ」で上位に入っていることから、テクノロジーの発達によって時代が変わり、人々の生活もそれに合わせて変化してきていることが「若者の〇〇離れ」という話題につながっていることが読み取れます。
さらに年代別で集計した結果、30代以下と40代以上で意識が大きく違っていることがわかる結果となりました。20代以下、30代は原因として「収入の減少」(20代以下33.7%、30代30.6%)が最も多く選ばれているのに対し、40代以上では2番目となっています。また「エンタメの多様化」が20代以下10.5%、30代10.7%とランクインしているのに対し、40代以上では「物欲の低下」(40代13.2%、50代11.3%、60代以上6.5%)が上位に入ってきています。若者たち自身は物欲がないのではなく収入が少ないから買うことができない、楽しむことができないと考えているのに対し、40代以上の人たちは若者たちを物欲がない世代だととらえていることがわかりました。こうした認識の差が埋まらない限りは「若者の〇〇離れ」という話題は出続けるのかもしれません。
調査4:「若者の〇〇離れ」を解決するにはなにをすればいいと思いますか?
「若者の〇〇離れ」を解決するための方法を自由に回答してもらったところ、様々な意見が出ました。全体的に「時代の変化を受け入れ、無理に解決する必要はないのではないか」という意見が多く見受けられました。
・【読書離れ】ゲーム、ネットから離れる生活(50代男性)
・【車離れ】お金の若者離れを解消する(30代女性)
・【新聞離れ】携帯依存が著しく解決できるとは思えない(40代女性)
・【結婚離れ】時代の流れなので解決する必要はない(50代女性)
・【お酒離れ】離れて欲しくないのであれば今の時代に合った商品、サービスを出すべき(20代女性)
・【車離れ】収入面でも精神面でも余裕が欲しい(30代男性)
・【結婚離れ】賃金を上げる、残業時間を減らす(20代男性)
【調査概要】
調査タイトル:「若者の〇〇離れ」に関するアンケート調査
調査対象: 10代~70代の男女1184名
調査期間:2018年2月8日(木)~2月11日(日)
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社DeNAトラベル