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2018年01月09日

プレミアムフライデー導入から丸一年「導入された」のは全体の10.6%、うち1.0%は中止に個人消費も働き方も「変わらない」が過半数超え~DeNAトラベルが「プレミアムフライデーの振り返り」調査を実施~

 オンライン総合旅行サービス「DeNAトラベル」(http://www.skygate.co.jp)を運営する株式会社DeNAトラベル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:大見 周平)は、20歳以上の男女1,297名を対象に「プレミアムフライデーの振り返り」に関する調査を実施しました。

調査背景
 2017年2月より始まった「プレミアムフライデー」は1月末でちょうど1年を迎えます。買い物や外食、旅行など幅広い分野の消費を喚起するのと、働き方改革が狙いで、DeNAトラベルが2017年1月に行なった調査※では、プレミアムフライデーを歓迎する声も多く聞かれました。
 では、実際に1年が経って、どのくらいの人がプレミアムフライデーを体験し、個人消費に変化があったのか?働き方に変化はあったのか?実際の声を集めました。
※「プレミアムフライデー」に関する調査(2017年1月):https://www.atpress.ne.jp/news/120357

【調査1:(企業に勤めている人)勤め先で「プレミアムフライデー」は導入されましたか?】
 企業に勤めている人に対し、「勤め先でプレミアムフライデーは導入されたか?」を聞いたところ、89.4%の人が「導入されていない」と回答しました。更に、導入された10.6%の中でも、2.7%は曜日や退社時間などが「異なる条件での導入」であり、1.0%は「導入されたが中止となった」ようで、今や毎月最終金曜日の15時に退社をしている人はほんの一握りであることが分かりました。

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【調査2:(勤務先でプレミアムフライデーが「導入されている」、「異なる条件で導入されている」人)今後の継続可否について教えてください。】
 勤務先でプレミアムフライデーが「導入されている」、あるいは「異なる条件で導入されている」人に対し、「今後の継続可否」について聞いたところ、「継続予定」と回答したのは66.7%となりました。一方で、「中止予定」「条件を変更予定」はそれぞれ4.4%、「検討中」は3.3%となりました。

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【調査3:(勤務先でプレミアムフライデーが「導入された」「異なる条件で導入された」ことがある人)プレミアムフライデーは「誰」と一緒に過ごすことが多かったですか?】
 昨年1月に実施した調査では「プレミアムフライデーが導入されたらアフター3は誰と過ごしたいですか?」という問いに対し、1位は「パートナー」(50.1%)、続いて「一人」(48.1%)、「友人」(45.6%)となりました。
今回、勤務先でプレミアムフライデーが「導入された」「異なる条件で導入された」人に対し、「誰と一緒に過ごすことが多かったか?」を聞いたところ、圧倒的大差で「一人」(41.4%)が1位となり、理想では1位だった「パートナー」は大きく引き離され18.2%となりました。3位には「仕事関係の人」(12.1%)が入り、仕事終わりにそのまま飲みに行ったり、遊びに行ったことが推察されます。また、「実際は休めなかった」と回答した人も8.1%おり、プレミアムフライデーの形骸化も浮き彫りとなりました。

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【調査4:(勤務先でプレミアムフライデーが「導入された」「異なる条件で導入された」ことがある人)プレミアムフライデーは「何をして」過ごしましたか?(複数回答可)】
 昨年1月に実施した調査では「プレミアムフライデーが導入されたら何をして過ごしたいですか?」という問いに対し、1位は「旅行」(70.9%)、続いて「自宅でゆっくり」(46.4%)、「買い物」(36.0%)となりました。
今回、勤務先でプレミアムフライデーが「導入された」「異なる条件で導入された」人に対し、「何をして過ごしたか?」を聞いたところ、1位は「自宅でゆっくり」(41.4%)、2位は「外食」(27.3%)、3位は「買い物」(21.2%)となりました。昨年1月の調査で一番やりたいこととして挙がった「旅行」は実際11.1%しかなされておらず、なおかつ「仕事」をした人も20.2%おり、理想と現実のギャップが見える結果となりました。

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【調査5:(勤務先でプレミアムフライデーが「導入された」「異なる条件で導入された」ことがある人)「プレミアムフライデー」が導入されてから自身の出費はどうなりましたか?】
 昨年1月に実施した調査では「プレミアムフライデーが導入されると自身の出費はどうなると思いますか?」という問いに対し、「増えそう」が38.1%、「やや増えそう」が36.3%、「変わらなそう」が22.2%、「減りそう」が0.4%でした。
 今回、勤務先でプレミアムフライデーが「導入された」「異なる条件で導入された」人に対し、「自身の出費はどうなった」かを聞いたところ、69.7%の人が「変わらない」と回答しました。一方、「増えた」は15.2%、「やや増えた」は14.1%に留まりました。予想よりもお金は使わなかった人が多いようです。

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【調査6:(勤務先でプレミアムフライデーが「導入された」「異なる条件で導入された」ことがある人)「プレミアムフライデー」が導入されて働き方は変わりましたか?】
 勤務先でプレミアムフライデーが「導入された」「異なる条件で導入された」人に対し、「働き方が変わった」かを聞いたところ、最も多かったのは「変わらない」(59.6%)でした。一方で、「良い方に変わった」と答えた人も20.2%、「悪い方に変わった」も10.1%おり、賛否が分かれる結果となりました。

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■「プレミアムフライデー」に対する意見
・月末金曜と固定されることで予定が立てやすくなったし、その日早く帰るために仕事を早く片付ける気持ちになれるし、とてもいいと思う!!(30代・女性)
・開始によって、お店側のイベントが作りやすくなったのでは?あと、ブラックフライデーなど、似たネーミングのものも出てきたので、消費者側も少し盛り上がった気がする(30代・女性)
・採用している企業も少ないというかスルーされている。迎える店舗も開店時間の繰り上げをするが、客は入らず、このために人件費がかさんでしまった。など何もいいことがなかった。(50代・男性)
・月末の金曜日は一番休めない。いずれにせよプレミアムフライデーを取得させるより有給休暇を充実させるべきであり、有給が取得できるようなところはプレミアムフライデーなどなくても休むことができるので、この実施は全く意味のないものだったと思う。(20代・女性)

【調査概要】
調査タイトル:「プレミアムフライデーの振り返り」アンケート調査
調査対象:20歳以上の男女1,297名
調査期間:2017年12月28日(木)~2018年1月3日(水)
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社DeNAトラベル