2017年の4月27日から5月6日までに出発する海外航空券の、同年2月末までの予約件数を昨年の同時期と比較したところ、最も伸長したのがネパールの「カトマンズ」（前年比271.4%）でした。2015年にネパール大地震が起きて客足が遠のいていましたが、昨年に日・ネパール外交関係樹立60周年を迎え、通年で多数の記念事業が開催されたことでネパールに対する興味を抱いた人が増えたようです。
2位から5位までは「プラハ（チェコ）」（257.1%）、「アムステルダム（オランダ）」（前年比250.0%）、「ヘルシンキ（フィンランド）」（前年比243.8%）、「パリ（フランス）」（236.7%）とヨーロッパが続きました。その背景には、1月末予約まで燃油サーチャージを0円とする航空会社が多かったことがあり、通常燃油サーチャージが高いヨーロッパなどの遠方に人気が集まったと考えられます。中でもチェコは今年、日本との国交回復60周年を迎える年、フィンランドは独立100周年であり、各所で様々なイベントが催されているため注目を集めたようです。また、オランダは国王が今年の4月27日に50歳を迎えることを記念し、4月28日22時から30日0時までの50時間、アムステルダムの宮殿が一般公開されることが王族のFacebookページにて2月20日に発表されており、引き続き注目を集めそうです。